"極めてクリーミーで粘度の高い担々麺です。麻味、辣味が様々なかたちで顔を出す、大変重層的で刺激的なスパイスを、粘度の高さでうまく包み込んでいます。また、ナッツも担々麺の定番の具材ですが、ここまで粒径の大きいナッツを、砕かずこの量が入っているのは、初めての経験です。"
"レギュラーメニューのスープをベースに芝麻醤と肉味噌を用いて担々麺に仕上げた一杯です。意地悪な言い方をすると若干チープさはありますが、日高屋に求められているのはこういう味でしょう。麻辣感満点のシビ辛担々麺など、食材の準備も客の心の準備も無いのですから、これでいいのです。"
"口にした瞬間広がる香りが、一般的な担々麺には無いものです。三苫「佐渡友」の醤油らー麺“こってり”を食べた時の香りを思い出します。確か「佐渡友」の“こってり”には背脂と香味油が入っていたはずで、ここの担々麺も油の層が形成されており、同じ組み立て方なのかもしれません。大変美味しい"
"スープには辣油の厚い層が張っており、この構成は福岡の「杏仁荘」を彷彿とさせます。「店舗推奨の辛さで頼んだが、少し物足りない」というレビューが散見されたため、高めの辛さ指定をしましたが、大正解。辣油はマックスの6も視野に入る、適度な旨辛感。"
"芝麻醤がよく効いた、辣味主体の担々麺です。痺れの麻味は弱めで、スパイスの重層感も薄く、芝麻醤と辣油が味の中心。しかしこのバランスが絶妙で、シンプルながらも美味しい担々麺です。細麺も相まって、博多ラーメンを彷彿とさせるこの街らしい担々麺。"