正式名称は「スイミング・プール」。レアンドロ・エルリッヒ作。ライムストーンのデッキが周囲を縁取り、ここからプールを見下ろすと、まるで深い水で満たされているかのように見えるが、実際は、透明のガラスの上に深さ約10cmの水が張られているだけで、ガラスの下は水色の空間となっていて内部にも入ることができます。(美術館公式サイトより) Read more.
ヤン・ファーブル作。『終身犯』(1961年 米国)という映画から着想を得て制作。映画の終わりで研究の自由を剥奪された主人公が、「今後は何をして過ごすのか」と問われ、「雲でも測って過ごすさ」と答えましたが、作品のタイトルはその台詞に由来しています。また、この作品は作家の身体を型どりしていますが、そこには、彼の兄の死を思い、制作されたという背景もあります。(美術館公式サイトより) Read more.
ネタっぽい名前で金沢21世紀美術館のトイレのことを指すが、れっきとした展示品。ピピロッティ・リスト作。トイレは誰もが必要とする浄化の場所。ピピロッティ・リストは、ここを神聖な場所と見立て、30cm四方の祭壇を設け、中にクリスタルと美術館をモデルとしたオブジェを配しました。オブジェには飲食物が体内で血液、涙、内臓組織へと変化する様を賛美するような映像と、排泄物に対しての感謝の言葉が投影されています。 Read more.
オラファー・エリアソン作。作者自ら金沢21世紀美術館のために作られた恒久展示作品。本作品は色の三原色であるシアン、マゼンタ、イエローに彩色された三つのガラスの壁で構成されています。色のついたガラスの形は半円形で、三つの壁は1点を中心に渦巻き状のパビリオンを形成しています。この構造の中央には細い円柱に支えられた光源があり、日没から夜明けまで無色の光を放ち、ガラスを通して色の領域に輝きを与えます。 Read more.
フェルナンド・ロメロ作。パイプを組み合わせた構造をステンレス製のメッシュが覆うしくみは美術館デザインや環境と呼応するように構想されています。ボリュームを感じさせるような金属製の素材を用いつつもメッシュに仕上げていることから、透過性や軽やかさを持たせ、また、3つある入り口は、子どもが内部を登り通り抜けることが出来るようにデザインされています。(美術館サイトより) Read more.
パトリック・ブラン作。厚さわずか14センチメートルの壁に、金沢の気候に適した約100種類の植物が選ばれ、形や色の特徴を生かした配置が取られています。空間を広く取った北面には、ムラサキシキブやホタルブクロといった光を好む植種が選ばれ、日射量が少ない南面には、金沢近郊の山で採種されたアジサイやシャガなどの植物が植え込まれています。(美術館サイトより) Read more.