奈良時代の創建から2度にわたって焼失、鎌倉と江戸時代に再建された。江戸期には柱とする材が調達できず、創建時に11間(けん、86m)あったが7間(57m)となった。現在でも世界最大級の木造建築であるが、往時の壮大さがうかがえる。 毎年、元日の0時から8時と8月13日から15日の夜には正面唐破風(からはふ)下の観相窓が開かれ、大仏尊像のお顔を外から拝することができる。 Read more.
東大寺総合文化センター内に2011(平成23)年10月10日開館。地下部分の遺構に配慮し、建物内部での「部屋免震工法」を日本で初めて採用した。約600㎡の館内に5つの展示室を持つ。所蔵する多くの仏像や絵画、古文書などを展示し、1250年以上に及ぶ東大寺の歴史を世界に発信することを目的にしている。 Read more.
天平勝宝6年(754)、聖武上皇は光明皇太后らとともに唐から渡来した鑑真(がんじん)から戒を授かり、翌年、日本初の正式な授戒の場として戒壇院を建立した。戒壇堂・講堂・僧坊・廻廊などを備えていたが、江戸時代までに三度火災で焼失、戒壇堂と千手堂だけが復興された。 Read more.